桃の節句
あす3月3日は桃の節句。先日、各地のひな人形を収集されている静岡市内の女性宅におじゃまして見せていただきました。大小、お顔もさまざま、春らしい華やかな雰囲気に包まれていました。いくつかご紹介させていただきます。上の写真、右側に並んでいるのは、奈良の一刀彫のひな人形です。子どもの手のひらに乗るほどの小さなおひなさま。そのお顔にポツンと鼻が突き出ています。一刀彫ですから、そこが腕の見せ所とのことです。左奥のボテッとした丸みがかわいらしいお二人は、かんぴょうで作られています。頭の先に、ちゃんと芯があります。(岡)
こちらは、越前の竹で作られたおひなさま。衣装も竹。節をうまく合わせ、シックな雰囲気です。
最後に、このお宅の女性が作られた「折りびな」。折り紙を5枚重ねて作られたそうです。一体完成するのに1時間半かかるそうです。
我が家も10日ほど前、ようやく親王飾りを出しました。出すのもしまうのも億劫になりがちですが、赤い毛せんを広げると部屋も気分も明るくなります。このお宅の方は「一週間も出せば、ほこりをかぶってしまう。しまい方が肝心。でも、それが楽しいのよ」とおっしゃっていました。年に1度の風習。子どもの健やかな成長を大切に祝っていきたいと思います。
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