ふわっと軽く 小倉食品の桜でんぶ
3月14日の「地の味人の味」は、小倉食品の桜でんぶを紹介。静岡市清水区由比の老舗です。富士山を望む薩埵峠を沼津方面に越えると、国1バイパス沿いに工場があります。東名とJR東海道線も束になって走っている箇所なので「知ってる!」という人も多いはず。(宮)
こちらの桜でんぶの原材料は、北海道産のタラ。3枚におろして塩漬け乾燥させた「シオ(塩)」と、凍結と乾燥を繰り返した「ムエン(無塩)」の2つの身を用意します。手前のムエンは高野豆腐のようにふわふわな感触。どちらも粉状になるまで粉砕し、そぼろを作ります。
食紅で赤く染めた砂糖と一緒に混ぜ込みます。甘い香りがピンク色とよく合います。
機械で包装して仕上げます。ふわっとした食感が大切なので、工場内の湿度は厳しく管理されています。
のり巻きやお弁当のイメージがありますが、普段遣いで買っていくリピーターも多いようです。砂糖の甘さだけでなく、タラの香ばしさ、塩味とのバランスなど重層的な味をお楽しみください。
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