夏樹静子さん
先月、静岡県にもゆかりのあるミステリー作家、夏樹静子さんが死去されました。立ち寄った静岡市女性会館(静岡市葵区)に、追悼コーナーが設けられていました。(岡)
弊紙の訃報を伝える記事とともに、作品がいくつか紹介されていました。夏樹さんといえば、「Wの悲劇」で知られているでしょうか、図書コーナーでは「Cの悲劇」が置かれていました。司書の方によると、2月には太宰の娘、津島佑子さんの訃報を受け、追悼コーナーを設けたばかりだったそうです。
記者は、親類宅にあった夏樹さんの短編集「乗り遅れた女」を借りて読み始めました。思いもよらない展開、そして余韻の残る最後。短編を読んだだけでも引き込まれてしまいます。その読後感、誰かと共有したい気持ちにかられました。あらためてご冥福をお祈りします。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/55608