日常的な日々を
本紙15日夕刊6面では九州中部で発生した熊本地震の被害の様子を写真で示しています。陥没した道路、崩落した塀、避難所に避難した人々、どの写真も被害の大きさを物語っています。被災された皆さんにお見舞い申し上げます。(小)
その中に、熊本城の天守閣の屋根瓦が崩れている空撮の写真が掲載されていました。国の特別史跡に指定されている石垣も6カ所で崩落したそうです。
2009年の駿河湾を震源とする地震では、駿府城址の石垣が一部崩落しました。
多額な修復予算が当時議論にもなりましたが、駿府城址の石垣が数年かけて修復されたとき、地元民のひとりとして率直にうれしい気持ちがありました。最優先である人命救助、被災者の生活確保、インフラ整備が完了し、熊本のシンボルとなっている文化的建築物の修復について議論できるような、日常的な日々が早く取り戻されることを願います。
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