静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　５月７日公開の映画「ヒーローマニア　生活」は、東出昌大さん主演のアクションコメディー。「花宵道中」「裁判長！ここは懲役４年でどうすか」などで知られる浜松市出身の豊島圭介監督が、初めて地元浜松でメガホンを取りました。（宮）

　物語は青年漫画「生活　完全版」が原作。腐敗し切った現代社会にイライラを募らせる市民４人が、秘密結社をつくって世直しに立ち上がります。街のヒーローとはいえ変わり者のメンバーを、東出さんと窪田正孝さん、小松菜奈さん、片岡鶴太郎さんが好演します。

　正義と暴力を問う深遠なテーマ。その舞台を象徴する「なごみ商店街」は、浜松市内のアーケード通りを使って、スラム化した街を描き出しました。東出さんたちが駆け抜けるシャッター街のグラフィティ（落書き）は、じっくり見れば芸術の域。その他、隠れた遊びがあちこちに隠されている作品です。

　豊島監督のインタビュー記事を、４月２６日の夕刊に掲載しました。紙面の写真にスマホをかざすと、映画をPRする動画が見られます。こちらも併せてご覧ください。