「茶あめ」技を生かして商品開発
4月25日付朝刊「地の味人の味」で、馬場製菓(静岡市葵区)の茶あめを紹介しました。「組みあめ」の技術は茶あめにとどまりません。(の)
上の写真は、「茶」の字のくさかんむりや、点の部分の作成途中です。何も知らずにここだけを見ると、いったいどこのパーツになるのか分かりません。パーツを組み立てると25キロぐらの巨大なあめになります。パッチロールと呼ばれる、細長く伸ばして切る機械にかけると、見慣れた大きさの茶あめが次々に飛び出します。従業員さんが文字やあめの形のゆがみをチェックし、商品にふさわしくないものは排除します。機械で個包装して完成です。
左は茶あめと、イチゴ、オレンジが入った商品です。右側はさまざまな味のあめ。どれも同じ「組みあめ」の技術で作られます。
(右上から時計回りに)メロン味、コーヒー味、サイダー味、わさび味、折戸なす味です。サイダー味は人気の一品で、富士山の世界遺産認定を機に作られ、富士山をかたどっています。わさび味はわさびの花を、折戸なすはなすが描かれています。「(地場の)産品を使ったあめを作れないか」という依頼が寄せられ、「もっと甘く」「苦く」などの希望に沿って作成します。メロンなどはピューレに、茶は微粉末にして練りこむなどしているので、どのあめも味が濃くておいしいです。最近、人気の高いスペイン生まれのあめがあります。先日テレビで見かけたら、組みあめと同じ製法で驚きました。
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