骨太の群集劇「64 ロクヨン」
映画「64 ロクヨン」の2部作が公開中です。横山秀夫さんの原作から話題でしたが、豪華キャストの劇場版は製作側の本気具合があふれています。主演の佐藤浩市さんが演じる県警広報官は、次々に苦悩を背負う役どころ。(宮)
昭和64年の誘拐殺人事件をめぐる謎解きが軸。見る人は当時の記憶を辿りながら、カタルシスに満ちた物語に引きずり込まれます。
非情な上役の締め付け、若い記者団からの突き上げ、組織間の確執、娘の失踪。降り掛かる難題は、果たしてどのように収束するのか。出演者全員が戦っている感じが激しく伝わってきます。前後編合わせて約4時間、劇場で緊迫感を共有してみてください。
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