SPACパリ公演の様子
県舞台芸術センター(SPAC)がフランスの美術館から依頼を受けて制作した「イナバとナバホの白兎」のパリ公演が6月9日に開幕しました。現地を訪ねている先輩から、地元紙の写真が送られてきました。大きく扱われています。(宮)
同作はゴールデンウイークに静岡市の駿府城公園でプレ上演されたので、ご覧になった人も多いはず。舞台の向こうでは緑が風に揺れ、野外公演ならではの情緒がありました。
今回は趣向を変えた屋内バージョン。天井から透き通るカーテンのような幕が下がり、神話にふさわしい幻想的な世界をつくり出しているのが分かります。事前に宮城聰芸術総監督にうかがった話だと、「風呂の栓についているような鎖を連ねます」とのこと。SPAC提供のカーテンコールの写真を見ると、舞台全体が神秘的です。フランスの観客も驚嘆していることでしょう。
サッカー欧州選手権の関連イベントで交通にも影響が出る中、劇場の熱気も負けていない様子です。パリ公演は19日まで続きます。
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