トップページ >07)アート >ウミガメさん

ウミガメさん

 下田市の絵本作家、鈴木まもるさんが「ウミガメものがたり」という絵本を童心社から出版されました。鳥の巣の研究家で鳥の絵本を数多く出版されている鈴木さんですが、今回は海が舞台。海岸で生まれた子ガメが大海に出て、どのように成長するのかを描いた作品です。表紙のウミガメさん、目が印象的です。(岡)

うみがめさん.jpg

 日本海側で育った記者ですが、小さいころは旧相良町の親類宅に毎夏遊びに来ていました。ある時、一人で近くの海岸に散歩に出掛け、大きなカメが死んでいる姿にをびっくりして飛んで帰ったのを今でも覚えています。それまで水槽で飼うような小ガメしか見たことなかったので、浦島太郎のような大きなカメが本当にいるのだと驚きました。

 先日も、とある海岸に行きました。生活ごみに流木、鳥の死骸があちらこちらに。海水浴場のように清掃された海岸とは違い、人の手が入らない海岸とはこのような姿なのだと知りました。鈴木さんの絵本によると、人間が捨てたビニールやペットボトルを、カメがえさとなるクラゲやイカと間違えて食べてしまうケースもあるそうです。帯に書かれてあった「命をつないで、生きてゆく」という言葉は人間のためだけでありません。海にごみを捨てない。当たり前のことが守られる世の中であってほしいです。

コメントを投稿

コメントを表示する前に承認が必要です。コメントが表示されるまで、少し時間がかかる場合がございます。


画像の中に見える文字を入力してください。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/56699

トップページ >07)アート >ウミガメさん

ご案内

静岡新聞文化生活部の記者ブログです。
取材時のエピソードなどをアップします。
音楽、アート、鉄道、くらしなどがテーマ。
紙面にプラスのこぼれ話が満載です。


★文化生活部ツイッター ⇒こちら
「くらしず」の更新情報もお伝えします。

★アットエスニュース ⇒こちら
静岡新聞の公式ニュースサイトです。