稲川淳二の怪談ナイト
毎年夏になると、風がないのに柳の枝がゆらゆら揺れるように、どこからともなく現れる稲川淳二さんの怪談ツアー。県内でも7月30日に静岡市清水区で、8月19日に浜松市中区で開かれます。公演を控えた稀代の怪談家本人にインタビューしました。(小)
インタビュー中、往年のタレント時代の決め台詞「よろこんでいただけましたでしょうか」の精神よろしく、面白おかしくこれまでの怪談家としての来歴をノンストップで語ってくれた稲川さん。プロのマシンガントークに、思わずこちらが仕事を忘れて引き込まれてしまいました。
当日は、MLBのイチロー選手が日米通算で世界一となる4257安打を記録した翌日。実は稲川さんが怪談ツアーを始めたのは、24年前の1992年、ちょうどイチロー選手がプロの打席に初めて立った年でもあります。稲川さんが作った創作怪談は400作以上。単純計算ですが不世出のヒットメーカーが10本ヒットを打った間に約1本の怪談を作った計算になります。もしこの世に存在するのであれば、怪談界の殿堂入りは間違いないでしょう。
稲川さんは芸能界入りするまでの数年間、浜松市内の会社に勤めていました。県内の地理にも詳しく「自然と人口の調和がとれていて、怪談が生まれやすい土地柄」なのだそうです。夏の夜を涼しく過ごしたい方は、ぜひ稲川さんの公演で、非日常の世界に引き込まれてみてください。
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