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「地元パン」への愛

 今月上旬、静岡市の三保原屋LOFTで、文筆家甲斐みのりさんのトークイベントがありました。甲斐さんは富士宮市出身。独自に定義した「地元パン」への愛を感じるトークでした。(の)

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 「地元パン」の定義は、①だいたい昭和20~30年代に創業②給食も手がける③物語がある。そうした地元パンは基本的には焼いた当日に、焼かれた地域で消費されるもので、他地域に流出することはほとんどありません。「当たり前と思って食べていたものが、実は当たり前ではない。パンは地域性が出て面白い!」と思ったそうです。ごく硬いクッキーのような「堅パン」の試食もありました。

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 トークでは包装の多彩さ、ロゴのかわいらしさ、ネーミングの面白さなど、全国各地の地元パンの店を自ら訪ね、自腹で食べ歩いた人ならではの言葉で語ってくれました。上の写真はトークイベントに合わせて同店に展示していた地元パンの包装袋です。面白い!

panhon.jpg 今回のイベントは「地元パン手帖」の出版記念として開かれました。静岡県内ではのっぽパン、かにパン、岡パンなどが紹介されています。「パンの物語を書いたつもり」と甲斐さんが話す一冊は、眺めているだけでも楽しいものでした。

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