この字なんの字
県立美術館で「第34回一基書展」が開かれています。書家の柿下木冠さんを長とする一基会の作品計60点が出品されています。「これまでより出品者の内省が深まり、作品も言葉に恵まれた」と柿下会長は、出品作の出来栄えにすこぶる満足げでした。一文字書を中心に何作か出品作を紹介します。(小)
「旭」
富士山の御来光にインスパイアされた柿下会長の作品。「最後の筆の返しで新たな世界が開けた」そうです。
「川」
ドナウ川をイメージした若手書家の大作です。
「火水(カミ・ひみつ)」
大地のエネルギーがほとばしるような作品です。
「和」
墨色の妙が素敵です。新しい墨でないとこのような濃淡はでないそうです。
会員の方にいろいろ教えていただいたのですが、知れば知るほど、文字や書の奥深さに驚かされます。「人間性が書には表れる」という言葉が、とても印象に残りました。
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