無添加一筋 納豆作り
8月22日朝刊の「地の味人の味」は、健康食の定番納豆。静岡市駿河区の冨良食品さんは、昭和29年の製造開始から無添加一筋。「自然の味そのまんま」のパッケージが目を引きます。(宮)
井戸水に漬けた大豆は倍ほどの大きさに膨らみます。いい水で納豆もおいしく。炊き上げた大豆は、煮豆の甘みが引き出されます。
納豆菌を吹き付けて発酵室へ。季節によって、20~24時間。菌膜がほどよく表面を覆います。
「昔は、からしは付けてもたれはかけなかった」と冨永社長。通は塩で食べるといいます。冨良さんはメーカーを5年がかりで説得して、無添加のたれとからしを作ってもらうようになりました。
50回掲載しました「地の味人の味」は今回で終了します。各店の皆さんには大変貴重なお話を聞かせていただきました。店の伝統を守るだけでなく、将来の日本に残すべき食とは何か、真剣に考えている人たちばかりです。食を継ぐ大切さが広く伝わってほしいと思います。
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