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スイングの大切さ

 静岡市葵区の浮月楼ライフタイムでジャズ界の大御所ルー・タバキンさんを招いたジャズクリニックが開かれました。静岡大の伝統的ビッグバンドサークルSSHのメンバーが、演奏方法について指導を受けました。(小)


 タバキン.JPG

 タバキンさんはまず、SSHによる「ウインドマシーン」の演奏を聴いた後、ピアノとベース、ドラムスの位置を動かすところから指導を始めました。リズムセクションの楽器が遠いと、音が乱れてしまうとのことでした。
 
 個別の演奏については、「緊張しないで、フィーリングを大事にしよう」と、繰り返しスイングの大切さを説きました。実際、気持ちが入っていない演奏と、情熱的な演奏の違いを実演。その熱量の違いに、SSHのメンバーも驚いていました。
 
 また、タバキンさんの説明は、聴いているだけで楽しくなってくるものでした。取材の際も、指導は楽しいかと尋ねたら、「まったく楽しくない」と言った後に「これは重要なことなんだ」と付け足したり、若手ミュージシャンとのセッションや、自身の年齢の話などをユーモアたっぷりに、そしていくぶんシニカルに語ってくれたりしました。
 
 SSHのバンドマスター佐々木さんは、「演奏だけでなく、話し方も音楽的だった」と感銘を受けていましたが、直にプロと接する経験というのは、音楽など五感を駆使する分野ではとても貴重なことなのかもしれません。

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