駿河湾の神秘
科学面で専門家の先生方の監修のもと、「駿河湾の神秘」という連載が今月から始まりました。初回に掲載した駿河湾の地形を鳥瞰図ならぬ鯨観図で見ると、その得意な地形に目を奪われます。(小)
中央には石花海(せのうみ)という浅瀬が存在します。2つある山頂部は水深45メートルと水深70メートルで、駿河湾の中央部に位置しながら、大陸棚のように浅い地形になっています。駿河湾は水深千メートルを超える深海が湾全体に広がっているわけではありません。「グラウンドキャニオンのような急峻な地形だ」と、②、③を監修した東海大海洋学部の坂本泉准教授が強調されていました。
「石花海」は「浅瀬の海」だから「せのうみ」と呼ばれ、頂上付近で石花のような硬い石灰藻が発見されたことから「石花」の漢字が当てられています。
また、船釣りの絶好ポイントで、イサキやマダイが釣れるそうです。
実はあまり知られていない身近な駿河湾の「神秘」をこれからも伝えていきたいと思います。
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