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嫌でないものを

 木曜夕刊旅食面で県内のコーヒー文化を紹介している「しずおか珈琲曼荼羅」。7月28日の第3章4回では、沼津市今沢の自家焙煎珈琲店「花野子(かのこ)」さんを取り上げました。(小)。

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 実は花野子店主の斉藤さんは、牧之原市静波の「コスモスコーヒー」さん、韮山の「コーヒースクエアガリオン」さん同様、東京都台東区の名店「バッハ」で修業されています。コスモスコーヒーの蒔田店長は、斉藤さんやガリオンの高橋さんが修行していた当時、バッハの店長だったそうです。

 バッハ系のお店では、豆のピッキングに注力し、徹底的に欠点豆を取り除きます。焙煎機がフジローヤルという共通点もあります。さらに「(お客さんが)嫌でないものを出す」というモットーを掲げています。「嫌でないものを出す」と「好んでくれるものを出す」の間には大きな違いがあるそうです。斉藤さんによると、「嫌いになれば、二度と来ていただけない。もう一度来てもらいたいという思いが込められている」。

 この言葉には商売の本質が込められているような気がしました。

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