「ワタシ、シズオカ人」
26日朝刊から、県内で事業や活動を展開する外国人に焦点を当てた「ワタシ、シズオカ人」の連載が始まりました。第1回は静岡市の水見色地区で古民家カフェを開く坂本紗司斗(サジット)・スレンダラーさんに登場してもらいました。下見と取材で訪れた古民家カフェを紹介します。(の)
「さじっとの家」は市街地から車で約30分。築80年の立派な古民家です。玄関では水見色でとれた野菜が売られています。夏は細長いナスや白ナス、へちまやゴーヤーがありました。焼いて食べると、とろりとして甘みもあり、とてもおいしかったです。
メニューはカレーとソフトドリンクです。ココナツミルクを使った、さっぱりとしたスリランカカレーが味わえます。日によって具材が変わりますが、いずれも水見色で取れた野菜を使っています。この日はへちま、ゴーヤー、じゃがいも、チキンでした。
途中にある道の駅。こちらでも自然を楽しみながら、そばセット(600円)などが食べられます。
水泳選手としてのサジットさんを取材したのが約20年前のことでした。月日は流れ、水見色で古民家カフェを開いていることを知りました。その裏に静岡への深い思いがあると知って驚き、連載の1回目にはサジットさんがぴったりだと思いました。快く引き受けてくれて、本当にありがとうございました。すぐ隣にいる外国人がどんなことを考えているのかを知ることは多文化共生への一歩になるのではないか。そんな願いも込めて企画を練りました。紙面で見られる動画ではサジットさんの静岡愛を聞くことができます。好きな日本の言葉や、母国語のシンハラ語も少し話してもらっています。ぜひご覧になってください。
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