SPAC新作「東海道四谷怪談」
お岩さんの怨念と祟りが怖い「東海道四谷怪談」が、県舞台芸術センター(SPAC)によって演劇になりました。「一体どんなアレンジが?」と気になりますが、それは見てのお楽しみ。一つ言えるのは、怖くはない、ということ。(宮)
忠臣蔵の裏版と位置付けられる、討ち入りに参加しなかった浪士たちの人間ドラマ。演出の中野真希さんは、お岩さんの夫伊右衛門に仕えていた奉公人やその主人をズームアップしました。「抽象的に、シンプルに、ミニマムに」を意識したという舞台は、とても洗練された印象。初めて見る中高生も、「鶴屋南北の原作から好き!」という古典ファンも、どちらも満足させる内容です。
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