静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　９月にスタートした新連載「ワタシ、シズオカ人」は、県内で活動する外国人を紹介します。１０月１０日掲載の第２回は、沼津市にアトリエを構える前衛作家、ベルギー出身のパトリック・ジェロラさん。アーティスト活動だけでなく、両国の文化交流に尽力するプロデューサーとしても知られます。（宮）

　パトリックさんは沼津御用邸記念公園や淡島ホテルで展覧会を開くなど、地域でもおなじみ。９９年には沼津で開かれたベルギーフェスティバルでプロデューサーを務めました。平面作品を多く手掛けていますが、代表作とも言えるのは立体造形の小便小僧。ベルギーのシンボルをカラフルな色合いで仕上げ、「かわいい」「おしゃれ」などと人気です。作品はブリュッセル国際空港や駐日ベルギー大使館にも常設され、両国を行き来する人たちの間で評判です。

　日本とベルギーは今年友好１５０周年。関連事業にとにかく忙しく飛び回る中、ニコニコと取材対応してくれました。