武道の精神と
昨日26日朝刊の「ワタシ、シズオカ人」はフランス人武道家、フランソワ・デルバーさんをご紹介しました。18歳の時に空手と出合い、清水に飛び込み、古武術の世界を歩んできた道のりは努力と熱意のたまもの。言葉を一つ一つ選んで話し、古武術と謙虚に向き合うデルバーさんのお姿から、日本の武道の精神がひしひしと伝わってきました。(岡)
フランスでも、武道の一つ、柔道が盛んですが、デルバーさんは空手、「道具は何もいらない。相手がいなくても練習できる」のが魅力だったそうです。日本を目指すにも、「お世話になる国の人々に失礼をしないよう」独学で漢字の勉強を始め、実際、言葉にはほとんど困らなかったとのこと。その後の行動力は記事で触れた通り。「希望を捨てない思いを持ち、人の縁を大切する」デルバーさんの志。日本伝統という以上に人間として大切なことを教えていただきました。
紙面下の「ココロのよりどころ」でご紹介したフランスの詩人ミュッセの言葉は前半があります。紙面の都合、一部しか掲載できなかったので、ご紹介させていただきます。
「人生は眠りで、愛は夢を見ること。もし誰かを愛したのなら、人は生きたことになるのだ」。武道の精神×フランスのエスプリ。すばらしい掛け合わせになります。
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