伝わる笑顔
静岡県内で活躍する外国人を紹介する連載「ワタシ、シズオカ人」。6回目となる本日朝刊はタイ人グラフィックデザイナーのスラット・トモンサックさんを紹介しました。静岡に来て1年足らずですが、静岡での暮らしを気に入り、新たなデザインが次々生まれています。(岡)
タイといえば、「ほほえみの国」。スラットさんも終始ニコニコ。トレードマークの顔のイラストも思わず笑みがこぼれてしまいます。取材中、「タイでの活躍を捨ててなぜ静岡へ」と質問すると、「捨てたなんてとんでもない。私は何も捨ててませんよ!」。タイまでは飛行機で5時間。「大した距離ではないですよ」。パソコンとインターネットがつながる状況であれば、どこでも仕事はできるとおっしゃっていました。
記事でもご紹介しましたが、村上春樹のタイ語版の装丁を9冊手がけています。写真という手法がとても印象的で、風景の切り取り方は興味深いです。村上作品は、タイでもとても読まれているそうです。
ロゴやキャラクターデザイン、本の装丁まで、言葉を介さなくても伝わるデザインの素晴らしさにあらためて気付かされた取材でした。スラットさんの屋号は「Try2benice」。ぜひ作品をご覧ください。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/58329