12日に、静岡発の文学マルシェ
「第1回静岡文学マルシェ」が静岡市葵区の七間町、MIRAIEリアンで開かれます。日常的に小説などを書き、文筆を続ける愛好家の作品が一堂にそろいます。(岡)
取材時に、出展作品の一部を見せてもらいました。一見、歴史教科書と見まがうほどの装丁。表紙を見るだけでも楽しくなってきます。ネット上には投稿サイトがいくつもあり、ツイッターによる創作は「ツイノベ」「ツイポエム」と呼ばれるそうです。実行委員の皆さんから聞くネット上、SNSで盛んな同人誌の世界にとても驚きでした。その中で、女性から「紙にする本への憧れ」を聞かせてもらいました。「やはり手に取る形、本になると記念に残る」。ネット上ではいつか、そのサイトがなくなってしまうかもしれないと。
本は読むもの。あれもこれもまだ読んでいない本がたくさん~、と思っていた昨今、「本は書くもの」という世界を垣間見て新鮮でした。考えてみれば、昔の名だたる小説家も同人誌を作り、創作仲間と切磋琢磨しながら、文学新人賞になんども応募して、という話をよく聞きます。
いわゆる自費出版と聞くと、高そうなイメージですが、文章をコピーしてホッチキスなどで綴じたり、印刷屋でも比較的安く製本にしてもらえるそうです。そんな本づくりのアドバイスもマルシェで受けられます。おいしいコーヒーとともに、すてきな1冊に出合えそうな予感がしています。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/58449