「12カ月のハンドメード」手作りのぬくもり
県内の手作り作家さんがオリジナルの商品を紹介する「12カ月のハンドメード」が16日夕刊をもって連載を終了しました。月に1回、3年間、いろいろな手作り雑貨が登場しました。(の)
1年目は富士のハンドメードイベントを開くグループ、2年目は静岡市葵区にある「つばめ雑貨店」さん、3年目は子育て支援団体「はぴまましずおか」さんに協力してもらいました。このグループやお店、団体なくしては、このコーナーは成り立ちませんでした。作家さん探しに苦労したり、作るものが重ならないように工夫したりしていただき、本当にありがとうございました。おかげさまで、身近な草花を使ったリース、流木のツリーなどナチュラルなものから、針金アート、皮を使ったアクセサリーホルダー、プラ板ボタン、または端切れを駆使したティッシュケースやヘアバンド、最終回のコサージュロゼットまで、幅広かったです。
作家さんたちの、商品として売るためにクオリティを追求する姿勢と、その技の確かさ。ものづくりを楽しむ姿。「大事に使ってくれているのを見るのがうれしい」と何人もの作家さんから聞きました。「かわいい」「ほしい!」と思うような商品を生み出す裏には、こちらが思いつかないような作家さんたちの「ひと手間」がたくさんあると痛感しました。子育ての合間に取り組む人も多かったです。楽しみながら、でも懸命な後ろ姿は、きっと子どもたちもしっかり見ているでしょう。
ハンドメードは好きな取材の一つでした。かわいいものを見るのは単純に楽しく、たまに「あなたもやってみて」と縫い物に挑戦する機会があったのも貴重でした。
新聞紙面の限られたスペースで作り方を説明するのは難しかったです。読者から「分からない」とお電話をもらったことも何度かありました。それでも、誰かが紙面を見てハンドメードを楽しんでもらえたら、という気持ちでやってきました。また読者に楽しさを感じてもらえるような企画をしたいと思っています。
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