静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　今週２０日朝刊の「ソノ仕事×コノ絶景」では、静岡市の盆栽作家、漆畑大雅さん（苔聖園）がつくり出す「石付け」盆栽の魅力を紹介しました。新たに生まれた景色はとても鋭く温かみがあり、長い年月をへた木々の美しさ、調和を引き出す職人技に圧倒されました。（岡）

　朝１０時から、途中お昼を挟んで午後４時ごろまで。その間、次々と景色が変わっていきます。中でも色、質感の異なるコケを配して山容を描いていくさまは見ていて飽きませんでした。（動画をぜひご覧ください）

　広い園内には、大小多種多彩な盆栽がずらりと並んでいます。奥の建物内では、外国人研修生たちが大きな盆栽の剪定（せんてい）に向き合う姿も見られました。

　漆畑さんが仕立てている間、ずっと見守っているワンちゃん。とても愛らしい看板犬でした。

　水槽に浮かぶ真柏の盆栽。光を浴びて現代アートのよう。盆栽の手入れに欠かせない水やりの新たな可能性を探っているとのことです。

　漆畑さんがデモンストレーションに登場される世界盆栽大会は４月２７日～３０日、さいたまスーパーアリーナで。世界の最先端をいく「ＢＯＮＳＡＩ」が見られることでしょう。さらなるご活躍を祈念しています。