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「旅行貯金」愛好者は注目 「宝印」のある簡易郵便局~しずおか駅舎探訪(3)天竜浜名湖鉄道・敷地駅

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6月22日夕刊「旅食」の連載「しずおか駅舎探訪」の第3回は天竜浜名湖鉄道の敷地駅です。敷地駅には豊岡敷地簡易郵便局が入居しています。今回の案内人は局長の佐原均さんです。(旭)

DSC_6792.JPGフランス料理店や中華料理店など、駅舎内にさまざまな店舗が入居することで知られる天竜浜名湖鉄道。その〝ラインナップ〟に郵便局が加わったのは5年前でした。もともと、地域の交流スペースだった場所を改装。向かって右側が待合室、左側が郵便局です。「駅に入居している」というよりも、「郵便局に駅が付いている」といった雰囲気です。

DSC_6793.JPG局内はロビーが広く取られています。この日は佐原局長と、ベテラン局員の藤原美津笑さんと2人。雨が降っていて、来訪客もまばら。のんびりと時が過ぎていきます。普段のお客さんは、近所の人がほとんどですが、月に7、8人は「旅行貯金」に訪れるそう。「旅行貯金」とは、旅先の郵便局で貯金をし、通帳に押してもらう郵便局の名前が書かれたゴム印を集めていく趣味です。

DSC_6794.JPGそんな旅行貯金に訪れたお客さんから「せっかく珍しい郵便局なんだから」と勧められ、2年ほど前に佐原局長が作ったのが、これらのゴム印。局名の前に列車のイラストが入ったゴム印と、名産の次郎柿の絵が入った2種類が用意されています。こういった印は愛好者の間で「宝(タカラ)印」と呼ばれているのだとか。
「柿の方は、黒いインクで押すと、何だか分かんなくなっちゃうから」と、グラデーションカラーのスタンプで押してくれます。「これを目当てに来るお客さんが増えてくれるといいんですけどね」と佐原局長。愛好者の間でもあまり知られていないようで、〝穴場〟ですよ。

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