はがきや手紙にちょっと彩り 「風景印」にチャレンジ
6月22日付夕刊「くらしプレミアム」は、「消印や切手 絵柄いろいろ」と題して、手紙にまつわる一工夫を提案しました。紙面で紹介できなかった「風景印」について、いくつかご紹介します。(旭)
「風景印」は郵便局にある特殊な消印です。通常の消印より二回りくらい大きく、直径36ミリ。インクの色も黒ではなく、とび色(濃茶色)で押されます。冒頭の写真の静岡中央郵便局(静岡市葵区)と浜松郵便局(浜松市中区)のように、変形の風景印も存在しています。郵便局の窓口で「風景印を押してください」と依頼すると、切手を貼った郵便物に消印を押して送ってくれます。写真は浜松市中区の浜松アクトシティ内郵便局。アクトタワーと浜松城を描いています。
県内は全577局中約410局にあり、全国的にも「配備率」が高い県のようです。紙面にご登場いただいた斉藤友行さんによると、特に浜松市は簡易郵便局をのぞく、ほとんどの郵便局に置かれているそうです。郵便局ごとに独自のデザインで、違いを楽しめます(近隣の郵便局で同デザインの場合も少数あります)。
斉藤さんの妻・恵美子さん自作の「風景印帳」。このように実際に郵便として出さなくても、合計ではがきの値段(現在なら62円)以上の切手が貼ってある場合に、記念に押してもらうこともできます。
写真は横浜中央郵便局(横浜市、右)と常滑郵便局(愛知県常滑市、左)。横浜中央局は横浜ベイブリッジ、常滑局は常滑焼の急須の形に中部国際空港を飛び立つ飛行機のデザイン。旅行の記念にもなりますね。
「上級者」は切手と風景印を合わせる人もいるそう。静岡中央郵便局で勧められたのが、富士山の切手。県内の風景印で圧倒的に多いのは、富士山のデザイン。郵便局が発行する絵はがき「フォルムカード」の富士山形のカードや、富士山を描いた切手と合わせて送ってみてはいかがでしょう(写真右の「世界遺産シリーズ第7集 富士山」は売り切れの郵便局も多いのでご注意を)。
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