静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　２５日の特集連載「ワタシ、シズオカ人」は、牧之原市でヨガを教えるレイニー・バワーズさんを紹介しました。ヨガ発祥のインドの方ではなく、リゾート地育ちのカナダ人。スピリチュアル音楽が幻想的に響くスタジオを訪ねると、ニコニコと笑顔で迎えてくれました。（宮）

　膝をついて体を後ろに反らせる「ラクダのポーズ」。両足を広げて立ち、膝を伸ばしたまま片手を床に付く「三角のポーズ」・・・。体の硬い記者にはいかにも難しそうに見えますが、「できなくても大丈夫です」。１５年ほど前にインドを訪れ、ヨガに運命を感じたというレイニーさん。その心得を優しく教えてくれました。

　スタジオは英会話教室を兼ね、両方のレッスンに忙しい人。それでも会場は穏やかな空気に包まれ、いかにも心身が清められる感じです。

　故郷カナダの思い出を聞くと、草木や動物と会話する、まるで児童文学の世界。「大地とつながって生きてきた」という人生観が、周囲に広がっているのを感じました。