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桜葉漬け生産量日本一の松崎町で出合った ほんのり塩味「桜葉ロールケーキ」~「地域おこし隊推薦 里でホレたこの逸品」1

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 11月16日付夕刊から新連載「地域おこし隊推薦 里でホレたこの逸品」がスタートしました。タイトルにある「地域おこし協力隊」(浜松市は「山里いきいき応援隊」)は、過疎地に一定期間移住し、地域活性化を担う制度です。市町が募集し、県内では約50人が活動しています。
この連載では、隊員の皆さんに移住先で出合ったその地の「逸品」をご紹介いただきます。連載第1回目は2011年、県内で初めて「地域おこし協力隊」を委嘱した松崎町で活動する寺田健悟さんにご登場いただき、「桜葉ロールケーキ」をご紹介していただきました。

 ことし4月から松崎町に移住し、活動する寺田さんは富士市田子浦の出身。松崎と同じ海辺の街で育ったとは言え、「工場も多い地元とは、全く雰囲気が違いますね」。現在は主に石部地区の棚田保存委員会で活動しています。地元の人に農作業に励んだり、オーナー制度を取っている棚田の事務作業を行ったりしています。

松崎②.JPG  今回、寺田さんにご紹介いただいたのは、松崎町岩科北側にある「橋本屋」さん。国の重要文化財「岩科学校」にもほど近い街の菓子店です。
松崎③.JPG  紙面でご紹介したのは、「桜葉ロールケーキ」(1カット、税込162円)。寺田さんに持っていただきました。スポンジに練り込まれているのは、松崎町名産の桜葉漬けの粉末。こちらもお店からすぐ近くにある「小泉商店」さんが製造しているそうです。練り込まれているのは、「桜葉」ではなく「桜葉『漬け』」。ほんのりとした塩味が、クリームの甘みを引き立たせています。
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 ショーケースにはそのほか、「さくらゼリー」や「なめらかプリン」も。「プリンもおいしいですよ」と寺田さん。

 大学時代は建築を学び、卒業後は信託銀行に務めたという異色の経歴の寺田さん。まちづくりに興味があったという寺田さんは、建物というハードの面だけでなく、金融というソフトの面からも見てみたいと思ったそう。棚田の保存活動以外にも、いろいろと活動を計画中のようです。形になったら、また話をうかがいに来ようと思います。

橋本屋さんの紹介ページ

http://www.at-s.com/gourmet/article/takeout/wagashi/125952.html

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