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じゅうたんの王様「ヘレケ」は母国トルコの誇り~静岡で専門店経営アリ・ウチュムさん

 27日付朝刊「ワタシ、シズオカ人」で、静岡市を拠点にじゅうたん専門店を経営するトルコ出身、アリ・ウチュムさんを紹介しました。世界のじゅうたんの中でも「王様」と言われるトルコ製の「ヘレケ」について熱く語ってくれました。(の)

アリ氏.jpg

 ヘレケとはトルコのまちの名前で、オスマン・トルコの時代に価値を見出され、普及が始まったそうです。トルコのじゅうたんといえばキリムもありますが、二重結びで丈夫、目の細かさがヘレケの特徴です。アリさんによると、トルコの宮殿やモスクだけでなく、ホワイトハウスなどにも敷かれているそうです。写真で手にしている額装されたヘレケはシルク製で光沢が美しく、1センチに100以上の目がある高級品です。ウチュムさんは「海外で偽者の着物が売られていたらいやでしょう。それと同じ気持ち」と、母国に出向いて見極めた品だけを仕入れています。「ヘレケについて語るとついまじめになっちゃって」と照れ笑いしていました。

ナザール.jpg 「心のよりどころ」で紹介したナザールです。トルコ土産として有名ですが、邪視を避ける意味があるとは知りませんでした。ナザールやモザイクのランプシェード、チューリップなど伝統の柄が描かれた食器なども静岡市の本店「アートライン」、同市中心街にある「PASA」などに置いています。温かみのあるギャッベ(イランの遊牧民が折るじゅうたん)もあります。ヨーロッパとアジアの合流点であるトルコ、イスタンブールという街、それを分けるボスポラス海峡など旅情をかき立てられる国。店でそのエキゾチックな雰囲気を少し味わえました。

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