静岡新聞　文化生活部記者ブログ「くらしず」　紙面にプラス、こぼれ話いろいろ

　２月２２日付の「くらしプレミアム」は、「のぞいて　ハマって　顔出し看板」と題して、顔出し看板の魅力についてご紹介しました。ブログでは、掲載しきれなかった顔出し看板の一部と、それにまつわるエピソードを紹介していきます。（旭）

　今回掲載する写真は、記事でも掲載した体験型イベント「焼津おんぱく」に関連して、焼津市内の１０カ所に設置された顔出し看板です。同市出身のイラストレーター、さばトミオさんのゆるーいイラストがほほえましいです。
　それでは、順番に１０枚全てをご紹介していきましょう！
※お店、施設のご都合で、既に撤去されている場合もあります。撮影に行かれる場合は、念のため各施設、店舗にお問い合わせください。

　最初の１枚はこれらの看板の「出陣式」が開かれたそば店「案山棒」（焼津市大住）の店頭に置かれた看板。さばさんは、相撲がお好きとのことで、力士をモチーフした作品を多く描かれています。

　続いては、紙面にも大きく写真が載った「洋菓子屋アイリー」（焼津市東小川）の看板。こちらは、不良（？）風の高校生が描かれた作品。さばさんも「こういう作品を置いていただけるとは」と恐縮しながら喜んでいらっしゃいました。こちらは近日中にお店から撤収してしまうとのこと。お急ぎを！

　もう一枚も紙面に写真を掲載した「エキチカ温泉・くろしお」（焼津市栄町）の看板。こちらも力士をモチーフに、浴衣姿で牛乳瓶を持つ姿が描かれています。相撲がモチーフなのは、さばさんが相撲好きというだけでなく、元幕内の片山関ら出身力士も多い相撲どころだから。焼津おんぱくのパンフレットの挿画もさばさんが担当されています。

　４枚目は、焼津市栄町の「石松園」。お茶屋さんらしく、急須から力士が出てくる絵です。石松園さんでは、さばさんがパッケージを描いた缶に入った商品も売られているそうです。

　５枚目は、焼津さかなセンター（焼津市八楠）。こちらも相撲がモチーフです。

　６枚目は新屋食堂アヤナイ（焼津市本町）。力士に囲まれる絵です。こちらはシリーズ唯一の２人用にもなっています。

　７枚目は、つくだ煮店の「寺岡けい吉商店」（焼津市焼津）。「カネイリ」のマークが入った化粧まわし（前掛け？）をつけています。
※「けい」は金へんに圭

　８枚目は焼津神社（焼津市焼津）。行司さんが力士を支えています。ちなみにさばさんのごひいき力士は、稀勢の里関と、魁聖関とのこと。

　９枚目は、焼津市栄町の居酒屋「イヅミヤ」。リーゼントの上に小鳥が乗っています。

　ラスト、１０枚目は焼津文化センター（焼津市三ケ名）。大きなカブ...ならぬ、小さなカブです（笑）。

　多くのお店・施設では、しばらくの間、店頭に置かれるようですが、あくまで期間限定。ぜひ早めに「ハマり」に行ってください。