素材の味そのままに 森町のおやつ屋「micoppe(ミコッペ)」の焼き菓子~「地域おこし協力隊推薦 里でホレたこの逸品」10
3月8日夕刊の「地域おこし協力隊推薦 里でホレたこの逸品」第10回は、森町の菓子店「おやつ屋micoppe」の焼き菓子を、地域おこし協力隊員の岩瀬進哉さんにご紹介いただきました。(旭)
Micoppeは2月、袋井市から移転したばかり。元々、店主で製菓職人の山崎奈美子さんと、夫の敬正さんは、森町在住ということで「家族のことも考えて、住まいに近いところに店を移そう」と、協力隊員として移住定住を担当する岩瀬さんにも相談しながら、物件を探しました。移転を機に、敬正さんも勤めていた会社を辞め、お店を支えています。
店内は山崎さんご夫婦の思いが詰まっています。奈美子さんのアイデアを聞きながら、建築会社勤務だった敬正さんが図面を引きました。この日は閉店後の取材だったのですが、商品はほとんど売り切れ。作業場で奈美子さんとスタッフが翌日販売するお菓子作りにてんてこ舞いでした。
焼き菓子の他に、ミコッペの売り物はカップケーキ(1個350円)。取材した日は、ひな祭りの直前ということで、おひな様とお内裏様のかわいらしいカップケーキも作られていました。
お店の移転を記念した新商品が「レモンづくしのクグロフ」(280円)。型に入れて焼き上げたパンのようなお菓子です。
店に置かれる焼き菓子は、常時20種類程度。値段も100~200円台で、「普段子どもたちが食べられるように」とお手頃。卵やバター、小麦粉とシンプルな材料だけで安心して食べられるお菓子作りをモットーにされています。
森町のお祭りを通じて知り合ったという山崎さんと岩瀬さん。岩瀬さんも2017年8月、森町でゲストハウス(宿泊所)を開業しました。実は岩瀬さんも建築会社での勤務経験があり、ゲストハウスは自分で改装してオープンさせました。「山崎さんのような若い人たちが、もっと森に来てほしい。その呼び水になれば」と期待を寄せています。
静岡市内からも新東名で1時間ちょっと。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
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