静岡市のサヴィル・ロウ!?紳士服仕立て職人が魅せる「絶景」
2日付掲載「ソノ仕事×コノ絶景」では、静岡市葵区の紳士服「テーラーKOTOBUKI」のダンディーな店主、鈴木孝紀さんを取り上げました。(本)
日本一の紳士服仕立て人がいると聞き、静岡市葵区城東町へ。
「ここが静岡のサヴィル・ロウ(英国の紳士服店が密集していることで有名な通り)か...!?」。閑静な住宅街を歩きながら、記者のボルテージは高まるばかりでした。
到着です。
ドアを開くと、ずらりと並んだ賞状が出迎えてくれました。
ひときわ輝きを放っていたのは、全国の腕利きが集い、職人の技を競う「技能グランプリ」2015年大会の内閣総理大臣賞。100点満点のグランプリにのみ与えられる栄誉ある賞で、まさに超一流職人の証しです。
紙面では布を裁つ写真を掲載しましたが、縫製作業も見どころ満載でした。
ボタン穴の補強作業では、鈴木さんが素早く糸を繰ると、みるみるうちに、かがり結びが穴を覆っていきました。
100点満点のスーツは、細部まで美しいもの。整然と並んだ糸にうっとりします。
全ての工程を行うのに2週間を要するという、紳士服の仕立て。
自分の体にぴったりのスーツは「着ているのを忘れてしまうほど心地よい」と鈴木さんは言います。
多少お値段は張りますが、一生ものとして考えれば、むしろ賢い選択なのかもしれません。
ありがとうございました。
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