「一期一会」の精神で、フランスと日本の架け橋に。「ワタシ、シズオカ人」~フランス語講師 小山エロディさん(フランス出身)
5月14日付朝刊の「ワタシ、シズオカ人」は、フランス出身の語学講師、小山エロディさんをご紹介しました(柏)
エロディさんは、静岡大学や静岡県立大学のほか、週に4日間、静岡市鷹匠のエスパス・エクラタンでフランス語を教えています。エスパス・エクラタンはフランス語が学べる語学学校であると同時に、静岡日仏協会の事務局も兼ねています。またフランス好きに嬉しい情報を凝縮したフリーペーパー「エクラタン」の編集・発行も、こちらで行っています。
エロディさんはフランスに居たころから緑茶や紅茶が好きだったそうですが、静岡に来てからはもっぱら緑茶やお抹茶が好きに。取材でも、慣れた手つきでお抹茶をたててくれました。日本人の私より日本の文化を心から楽しみ、愛でる心を持っていたエロディさんに、自らの生活を思わず省みてしまいました...。
「静岡の町の良さは、少し昔の日本らしさが町のあちこちに残っているところ。東京や京都のように観光地化され過ぎていないところが、外国人にはむしろ魅力的に映る」と語るエロディさん。だから静岡は、これ以上都市化されずに今のままでいてほしい。特に「コンビニがこれ以上増えませんように・・・」と切に願っているそうです。
先日、日本に初めて遊びに来たご両親を京都に連れていった時も、京都の神社仏閣よりも、しっとり落ち着いた雰囲気の久能山東照宮や静岡浅間神社、のどかな丸子路の方が評判が良かったとか。「わざわざお金を使って、遠くまで行く必要、ありませんでした(笑)」。
県内に暮らす外国人の皆さんのこんなちょっとした意見にも、今後、静岡がもっと魅力的になっていくためのヒントが詰まっていると感じました。ほかにも、日本のバスは外国人にとって不便(足元が狭い造りで座れない)、色彩感覚が町に溶け込んでいない派手な看板、人の写真が大きく使われた看板が気になってしまう・・・等、私たちが気付かない視点でいろいろとお話ししてくれました。
取材では、放課後にフランス語のレッスンに来るというかわいらしい生徒さんにも撮影にご協力いただきました。フランスで暮らした幼児期に覚えたフランス語を忘れないように、時々通っているそうです(羨ましい!)。
紙面にスマホをかざすと、フランス語のレッスンの様子や、静岡について語る動画が見られます。
こちらもぜひお楽しみください。
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