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毛筆製造80年の伝統を守る静岡・虎竹堂

 7月30日付朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」で、毛筆製造80年を超える静岡市葵区六番町の虎竹堂(こちくどう)を紹介しました。幼いころに書道を習いましたが、筆作りを見るのは初めてで新鮮でした。(の)

①外観DSC_1353_00028_104.JPG

 筆に使われる毛はイタチ、テン、シカ、ウマ、ネコなど。未使用の毛を保管しているというので見せてもらいました。

③毛選びTFF_8763_00023_100.JPG しっぽの形のままのものも・・・。

③毛選びTFF_8771_00024_101.JPG 1人で筆作りの全工程をこなし、店を守り続ける平山正昭さん。大まかに色で毛を分けています。

④練りまぜ2TFF_8703_106.JPG 毛を煮て、癖や脂分を除いた毛を数種類混ぜる「練りまぜ」の工程です。上の写真のように広げて・・・

④練りまぜTFF_8700_105.JPG 折りたたむように重ねて、金ぐしですきます。

⑥上毛かぶせ3TFF_8724_121.JPG 見栄えをよくするのと、根元の短い毛が出てこないようにするため、上毛(うわげ)を着せます。

⑦工程終1TFF_8726_122.JPG このような筆先が出来上がります!

 書道用や絵筆だけでなく、ハケもあります。ハケは柄まで手作りするのに驚きました。柄の握りの滑らかさや、毛部分の強さ加減は手作りの技ならでは。多種類の筆があり、ちょっといい筆を買えば、上手な字が書けるのではないかと錯覚し、再び毛筆を握ってみたくなりました。

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