毛筆製造80年の伝統を守る静岡・虎竹堂
7月30日付朝刊「ソノ仕事×コノ絶景」で、毛筆製造80年を超える静岡市葵区六番町の虎竹堂(こちくどう)を紹介しました。幼いころに書道を習いましたが、筆作りを見るのは初めてで新鮮でした。(の)
筆に使われる毛はイタチ、テン、シカ、ウマ、ネコなど。未使用の毛を保管しているというので見せてもらいました。
1人で筆作りの全工程をこなし、店を守り続ける平山正昭さん。大まかに色で毛を分けています。
毛を煮て、癖や脂分を除いた毛を数種類混ぜる「練りまぜ」の工程です。上の写真のように広げて・・・
見栄えをよくするのと、根元の短い毛が出てこないようにするため、上毛(うわげ)を着せます。
書道用や絵筆だけでなく、ハケもあります。ハケは柄まで手作りするのに驚きました。柄の握りの滑らかさや、毛部分の強さ加減は手作りの技ならでは。多種類の筆があり、ちょっといい筆を買えば、上手な字が書けるのではないかと錯覚し、再び毛筆を握ってみたくなりました。
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.at-s.com/mt1/mt-tb.cgi/61787