青春18きっぷの旅・静岡発着大回り編こぼれ話~その1
8月23日夕刊「くらしプレミアム」で掲載した特集「行ってきました!JR青春18きっぷの旅」。掲載が使用期限の迫る8月下旬だったため、「夏は使ってみるのを見送った」という方もいらっしゃったかもしれません。
秋は四季で唯一、青春18きっぷが販売されないシーズンですが、青春18きっぷに準じた「秋の乗り放題パス」が販売されます。その概要は
・3日間有効で7710円、青春18きっぷにはない子供用(3850円)がある。
・発売期間は10月19日まで。使用期間は10月21日まで。
・「連続した3日間」で使える。18きっぷのように1日ごと、複数人では使えない。
・乗れる列車、区間は青春18きっぷと同じ。
です。
「秋の乗り放題パス」の参考になれば...と、「青春18きっぷ」の記事に盛り込めなかった詳細な旅の記録をブログでご紹介していこうと思います。(旭)
【2018年8月12日】
◇静岡駅・午前4時50分頃、自宅から静岡駅に到着。日の長い夏といえども、この時刻はまだ日が昇っていません。白くなりつつある静岡駅を写真に収め、改札口へと向かいます。
◇静岡5:01(普通・721M)浜松6:10・夜行列車をのぞいて、静岡駅から西へ向かう始発電車がこの午前5時1分発の電車です。短い3両編成とはいえ、お盆休みの時期ということもあるのか、座席は6~7割ほど埋まっています。
◇浜松6:20(普通・5911M)豊橋6:52・豊橋行きは同じホームで乗り換え。実はこの列車は、掛川始発なので座席をしっかり確保したい人は、前の列車を掛川で降りて乗り換えるといいかもしれません。
◇豊橋6:55(新快速・5305F)名古屋7:46・わずか3分の乗り換え時間ですが、ホームが違うためバタバタと小走りに階段を上り下りします。
◇名古屋駅で朝食・名古屋駅のホーム(特に端のほう)に降り立つと、本当にかつおだしのいい香りが漂ってきます。東海道線の下りホームには、名物きしめんの立ち食いスタンドが二つもあります。そのうちの一つ、「住よし」ののれんをくぐり、オーソドックスな「きしめん(350円)」をすすりました。最近は駅の立ち食いスタンドも、徐々に減ってきています。残しておきたい鉄道旅の楽しみの一つですよね。
◇名古屋8:15(快速ナイスホリデー木曽路・5705M~8827M)塩尻11:10・この日は通常、途中の中津川止まりの快速列車が、「ナイスホリデー木曽路」の名称で塩尻まで延長運転されます。ちなみに中津川で後の列車に乗りついでも、塩尻駅の滞在時間は少なくなりますが、追いつくことは可能です。
・しばらくは名古屋近郊の都会の街並みが続きますが、岐阜県に入ると徐々に山々が見えてきます。焼き物産地でもある土岐市周辺では、陶器工場の煙突も見えてきます。・人気力士、御嶽海関の出身地としても知られるようになった長野県の上松町に入ると、車窓から景勝地の「寝覚の床」が見えてきます。
・江戸時代の宿場町の風情を残す奈良井宿の最寄駅、奈良井駅ではまとまった下車がありました。ここで観光するのもいいですね。
◇塩尻駅・列車を降り、この旅で初めて改札の外に出てみました。駅舎には「アルプスワイン」の大きな看板。改札の外にはワインを販売する店舗も入っています(写真1階部分)。塩尻市はワインメーカーが複数存在する長野県有数のワインの産地として知られていますね。
・少し早いですが、昼食をいただくことにします。塩尻駅で駅弁を販売する地元業者「カワカミ」の駅弁「とりめし」(650円)にしました。塩尻市や松本市周辺の郷土料理「山賊焼き」風のから揚げと、野沢菜炒めが信州らしい駅弁です。
・電車での旅なので、ワインでも...と思いましたが、「仕事中」ということを思い出し、グッと我慢。アルプスワインの直営店で売っていた信州ぶどうのジュースでのどを潤しました。
・再び電車の旅を続けようと、ホームに降りてみると、向かい側のホームにぶどう棚が見えました。電車の発車まで少し時間があったので、のぞいてみると、もう既にぶどうが実っていました。
※カッコ内の「○○M」「○○F」といった記号は、列車番号です。書店で売られている大きな時刻表などで確認できます。
(その2に続く...)
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