NIE関連記事

記事を書くこつ伝授 本紙記者が出前講座
-川根本町・中川根第一小

2012年10月13日(土)付 朝刊


静岡新聞社の記者が新聞にちなんだ授業を行う「編集局出前講座」が12日、川根本町立中川根第一小で開かれた。5、6年生計30人が、分かりやすい記事を書くこつを学んだ。 島田支局の岩下勝哉記者が講師を務めた。「いつ、どこで、誰が」など“5W1H”を盛り込むことや、重要な情報を先に書く「逆三角形」の構造を解説した。 児童は原稿執筆にも挑戦。9月に開催した同校運動会の様子や、秋になると色づく校庭のカエデ並木の美しさを文章で表現した。真剣な表情で鉛筆を握り、何度も書き直しながら仕上げていた。 6年の中村魁人君(11)は「5W1Hを意識すると、文章の流れが整理されて書きやすかった」と笑顔を見せた。5、6年生は今後、福祉施設訪問や修学旅行(いずれも11月)などをテーマに新聞記事づくりに取り組む。

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岩下記者(右)から記事の書き方を学ぶ児童=川根本町立中川根第一小

教員対象にNIE講座
授業で新聞活用を-来月10日、本社制作センター

2012年10月09日(火)付 朝刊


 静岡新聞社・静岡放送は11月10日、県内の小、中、高校教員を対象にしたNIE講座「新聞を活用した授業づくり」(県教委、静岡市教委後援)を静岡市駿河区登呂の静岡新聞社制作センターで開く。
 新しい学習指導要領で「言語力」の育成が柱の一つに据えられ、学校の授業で新聞を活用する機会が大幅に増えているのに対応した講座。講師は日本新聞協会認定のNIEアドバイザーが務め、授業での効果的な新聞の役立て方を具体的に提示する。「新聞ミニ講座」も併せて開く。
 午後1時半~3時。定員は50人。受講無料。はさみ、スクラップ用のノートまたはスクラップブックを持参する。参加申し込み、問い合わせは静岡新聞社ふれあい読者室<電054(284)8930、ファクス054(284)9362>へ。

公開授業へ準備始動 来年7月全国大会
静岡で教諭ら会合

2012年10月05日(金)付 朝刊


 来年7月、静岡市で開催される第18回NIE全国大会静岡大会(日本新聞協会主催)で公開授業と実践発表を行う学校関係者らの初めての打ち合わせ会が4日、静岡市駿河区の静岡新聞社制作センターで開かれた。
 大会ではメーン行事の一つとして、新聞を教材として活用する授業の公開や、日頃のNIE実践の報告を行う。公開授業と実践発表を県内の小中高校計19校が担当する。
 会合には学校、新聞関係者ら約30人が出席し、授業や発表のテーマ案決定までのスケジュールなどを確認した。角替弘志実行委員長は「静岡大会を契機にNIEが誰もが取り組める身近な活動となるよう、力を合わせて準備を進めてほしい」とあいさつ。
 NIEアドバイザーの矢沢和宏島田市立川根中校長は「NIEの裾野が広がるような、子供たちのための実践を発信していこう」と教員に呼び掛けた。来年1月にも打ち合わせ会を開き、テーマ案や授業、発表方法を詰める。
 大会は来年7月25、26の両日、静岡市駿河区池田のグランシップで開かれ、記念講演やシンポジウムなども行う。

第18回NIE全国大会静岡大会で公開授業や実践発表を担当する学校関係者らが集まった打ち合わせ会=4日、静岡市駿河区の静岡新聞社制作センター

第18回NIE全国大会静岡大会で公開授業や実践発表を担当する学校関係者らが集まった打ち合わせ会=4日、静岡市駿河区の静岡新聞社制作センター