2012年11月27日（火）付 朝刊

　ＮＩＥ実践指定校の常葉高（静岡市葵区）で２６日、新聞を活用した公開授業が行われた。生徒は自ら選んだ記事や中国をテーマにした寄稿文について感想や意見を発表し合い、考えたり表現したりする力を磨いた。
　グローバルスタディーズコースの１年生３４人は、「地理Ａ」の授業で、尖閣諸島をめぐり冷え込む日中関係に関する村上春樹氏の寄稿文を取り上げた。文中の言い回しの効果や意図について熱心に意見を出し合い、異文化交流の大切さや難しさについて理解を深めた。
　勤労感謝の日（２３日）の静岡新聞から「感謝・祝う」のテーマに当てはまる記事を切り抜き、選んだ理由や感想もまとめた。
　終了後、参観した教員らとの意見交換で、新聞のスクラップと連動させた授業の実践などが提案された。
　公開授業は１１月のＮＩＥ月間に合わせ、県ＮＩＥ推進協議会が主催した。

　静岡新聞から気になる記事を探す生徒＝２６日午後、静岡市葵区の常葉高