NIE関連記事

好きな新聞記事 集めて アドバイザーの大井川中・矢沢校長 駿河総合高で授業-静岡

2018年01月30日(火)付 朝刊


 静岡市駿河区の県立駿河総合高は29日、NIE(教育に新聞を)アドバイザーを務める焼津市立大井川中の矢沢和宏校長による特別授業を同高校で開いた。1年生285人が新聞の読み方や学習に活用する方法を学んだ。
 

 矢沢校長は新聞に触れる習慣化のこつについて「『読む』から『見る』へ意識を変えることが大事」と説いた。
 インターネットニュースにない新聞の長所として、地域に密着した明るい話題を取り上げる親密性や、一覧性、信頼性などを挙げ、「まずは好きな記事を集めてスクラップしてほしい。ニュースが自分のものになったという実感が持てれば、一生の宝物になる」と呼び掛けた。
 講座の後には生徒の代表10人を交え、タブレットやスマホを活用して矢沢校長への質問や講演の感想を共有する座談会を開いた。

 

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新聞の読み方を解説する矢沢校長=静岡市駿河区の県立駿河総合高

学校図書館の役割考える-来月3日、都内で教育フォーラム

2018年01月22日(月)付 朝刊


 日本新聞協会は2月3日午後1時20分から、東京都千代田区のプレスセンターホールで第3回NIE教育フォーラム「読む力で育む学び」を開く。
 変化の激しい現代社会の中で、子どもたちが情報を読み解く力を身に付けるために、学校図書館が果たす役割について考える。日本図書館情報学会副会長の倉田敬子慶応大学教授の基調講演「大学生と情報リテラシー」はじめ、新聞記者や学校図書館長らの講演や実践報告が行われる。
 定員150人。参加無料。希望者は同協会NIEウエブサイト<http://nie.jp/forum/>から申し込む。締め切りは1月26日。問い合わせは同協会<電03(3591)4410>へ。

上井出小と人穴小児童 新聞活用授業で交流 記事選び意見交換-富士宮

2018年01月19日(金)付 朝刊


 富士宮市立上井出小と市立人穴小の全校児童が18日、フレンドシップデーとして上井出小で交流を図った。新聞を活用した授業などに一緒に取り組み、普段とは違った環境で学びを深めた。

 児童が同じ中学に進学する小規模校同士が連携し、良好な交友関係を築くのが目的。上井出小の80人と人穴小の22人が参加した。教育に新聞を役立てるNIE活動を推進する上井出小が、日頃の実践を伝えようと授業を展開した。
 両校の児童は学年ごとに分かれ、進度に合ったさまざまな学習に取り組んだ。新聞から写真を切り抜いて題名とストーリーを想像したり、記事を読んで見出しを考えたり、文字を消した四こま漫画のせりふを独自の視点で埋めたり。グループごとに気になる記事を探し出し、話し合った学年もあった。
 総合の時間「富士山学習パート2」の発表会に向けた事前プレゼンテーションをそれぞれの児童が行い、感想を伝え合った。