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山内さん(静岡聖光学院中3)奨励賞 中央特別支援学校も-新聞記事感想コンクール

2018年11月27日(火)付 朝刊


 日本新聞協会は26日、第9回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。県内からは奨励賞に山内敦仁さん(静岡聖光学院中3年)、学校奨励賞に県立中央特別支援学校が選ばれた。
 全国の小中高生が家族や友人と新聞を読み、意見を共有して感想を寄せた。国内外から5万2155点(県内89点)の応募があり、小中高各部門で最優秀賞1点、優秀賞10点を選定。奨励賞120点も選んだ。団体応募420校からは、小中高各部門ごとに優秀学校賞5校と学校奨励賞154校を決めた。
 山内さんは、京都大チームがパーキンソン病へのiPS細胞を利用した世界初の治験を開始したとの記事を題材にした。「祖父を難病で亡くし、医療関係の職に就きたいという思いから記事に引かれた。自分も将来、大勢の人の命を救うことに貢献したい」と語った。
 県立中央特別支援学校は、授業や宿題で生徒が気になった記事を切り取り、友人や家族と意見を交わしながら感想をまとめる活動が評価された。同校の田中裕子教諭は「新聞は生徒が社会情勢を知り、自分なりの考えを持つことに役立つ。今後も教育の一環で活用したい」と話した。
 各部門の最優秀賞は橋本隼人君(福井市立宝永小5年)、道源琴乃さん(名古屋市立志段味中3年)、小椋由貴さん(埼玉県立川越女子高1年)。