NIE関連記事

国語授業で新聞活用 高校教員ら 取り入れ方体験 遠江総合高

2018年11月28日(水)付 朝刊


 県高等学校国語教育研究会は27日、教育現場での新聞の活用法を学ぶ「NIE講座」を森町の県立遠江総合高で開いた。県内の高校国語科教員13人がワークショップ形式で新聞活用への理解を深めた。
 講師を務めたNIEアドバイザーで焼津市立豊田中の矢沢和宏校長は「社会への関心を高めて、子どもの主体的な学びにつなげられる」とNIEの意義を説明。授業への取り入れ方として、見出しを使ったしりとりや記事の「喜怒哀楽」の分類、記事から見出しを付ける練習などを紹介。
 参加者は実際に体験しながら、授業への活用法を考えた。
 県立浜松大平台高の太田嵩子教諭(36)は「見出しを考えたり見出しでしりとりしたりするのは、記事や紙面全体を見る点でとても効果的。国語表現の科目に取り入れたい」と話した。

 

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授業への新聞の取り入れ方を学ぶ教員=27日午後、森町の県立遠江総合高

菅野さん(菊川西中3)神谷さん(静岡雙葉高1)優秀賞 新聞記事感想コンクール

2019年11月26日(火)付 朝刊


 日本新聞協会は25日、第10回「いっしょに読もう!新聞コンクール」の入賞者を発表した。県内からは優秀賞に菅野遥日さん(菊川西中3)、神谷咲良さん(静岡雙葉高1)、奨励賞に藤原勝太さん(菊川西中3)、植松明日香さん(沼津市立高1)、学校奨励賞に菊川西中、静岡聖光学院中・高、沼津市立高が選ばれた。
 小中高生が家族や友人と新聞記事を読み、感想や意見を書いた。国内外から5万7561点の応募があり、最優秀賞3点、審査員特別賞1点、優秀賞30点、奨励賞118点を選び、団体応募441校の中から、優秀学校賞15校、学校奨励賞182校を選定した。
 看護師や助産師を目指しているという菅野さんは、静岡新聞に掲載された「新出生前診断」に関する記事を題材に選んだ。「自分の将来に関わるテーマで、道徳の授業でも意見が分かれたことから興味を持った。命の大切さを伝えられる看護師になりたい」と語った。
 左足に障害がある神谷さんは、静岡新聞に載った「れいわ新選組議員の国会初登院」の記事をテーマに、「重い障害のある2人が国政に選ばれ、障害で差別される時代は終わった。障害者と健常者が共存していく社会をつくりたい」と意見をつづった。
 最優秀賞には福岡県粕屋町立粕屋中央小5年の清武琳君(10)、富山県高岡市立高岡西部中3年の上坂大空さん(15)、大分県立大分舞鶴高2年の遠藤はなさん(16)が選ばれた。