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紙面で情報読み解こう 元中学校長 矢沢さん 新聞の有用性強調 焼津

2021年04月25日(日)付 朝刊


 焼津市立焼津図書館で24日、元中学校長の矢沢和宏さん(静岡新聞NIEコーディネーター)を講師に招き、講座が開かれた。本紙の紙面を使いながら、情報の読み解き方や活字の魅力を伝えた。
 矢沢さんは新聞について「インターネットで情報の高速化が進む中で、主体的に活字や情報に向き合える。考える力が付く」と有用性を強調。紙面化までの工程を紹介しながら、新聞の高い信頼性を指摘した。
 朝刊で掲載される文字量が13万文字で文庫本一冊に匹敵すると紹介。「まずは見出しを中心に眺めてほしい。気になる記事があれば読み進めてほしい」と新聞の読み方のコツを伝授した。見出し一つで記事のニュアンスが変わることも具体的事例を交えながら紹介した。

 

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紙面を使いながら情報の読み解き方を解説する矢沢さん(右)=焼津市の市立焼津図書館