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生徒、新聞でがん考える 青島北中 矢沢さん(静新NIEコーディネーター)指導-藤枝

2021年11月11日(木)付 朝刊


 藤枝市の青島北中は10日、元中学校長の矢沢和宏さん(静岡新聞NIEコーディネーター)を招いた授業を行った。朝読書の15分間を活用し、新聞記事からがんについて考える学習を展開した。
 元御殿場西高の校長で、ぼうこうがんを経験した菊池基さんの講話に関する記事などを題材にした。生徒たちは文章中から答えを探したり、がんを学ぶ上で意識するべきことを考えたりした。矢沢さんは「記事の内容をかみ砕き、自分の言葉で表現することが大切」と呼び掛けた。
 同校は、文部科学省委託の「県がん教育総合支援事業」の研究指定を受けている。10月に菊池さんの講演会を開催するなど、「がん教育」に力を入れている。矢沢さんの授業には同校の教諭たちが見学に訪れた。今後は全校での展開につなげていくという。
 (藤枝支局・岩下勝哉)
 
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矢沢さん(中央)の指導の下、新聞記事からがんについて考える生徒=藤枝市の青島北中