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前向きな単語から活力 井之頭中生 言葉選び 新聞に学ぶ 富士宮

2023年05月27日(土)付 朝刊


 富士宮市の井之頭中で26日、静岡新聞NIEコーディネーター矢沢和宏さんによる新聞を生かした対話講座が開かれ、生徒18人はプラス思考を体現する言葉選びの大切さを学んだ。
 矢沢さんは感情表現や状況判断の根幹には言語があると説明し「頑張ろう」や「大丈夫」など前向きな言葉を多用することで活力が生まれると伝えた。米大リーグで活躍する大谷翔平選手が高校時代に目標を表に書き出し整理していた取り組みを例に挙げ、自己分析に対する言語化の有効性を説いた。
 新聞記事の内容を簡潔に示した「見出し」や第1段落の構成にも触れ「適切な言葉選びは新聞から学べることが多い」と紹介した。
 3年の岡村日向さん(14)は「疲れたと言葉にする回数を減らしてプラスの言葉を増やし、生活を良くしたい」と話した。
 
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新聞を広げて記事を読む生徒=富士宮市の井之頭中

新聞ワークシートで学ぼう 島田・第五小 作問者が解き方伝授

2023年05月25日(木)付 朝刊


 静岡新聞NIEコーディネーターの矢沢和宏さん(64)が24日、島田市立第五小で新聞ワークシート講座を開いた。記事やコラムなどを題材にした新聞ワークシートの作問を手がける矢沢さんは、児童に解き方のこつを伝授した。
 矢沢さんはワークシートの題材に設定された記事を読み始める前に「問題文を読む」「答えに関係する材料(キーワード)を探す」の2点が重要と指摘。その上で「誰にでも内容が伝わるような文章で解答しよう」と呼びかけ、児童はその場でワークシートの問題に取り組んだ。
 同校は3~6年生を対象に新聞ワークシートを活用した学習を展開している。より効果的な学習に結びつけようと講座を企画した。
 
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新聞ワークシートの解き方を指導する矢沢さん(左)=島田市立第五小(写真の一部を加工しています)