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新聞活用へ教員研修会 清水区・由比小-静岡

2023年07月27日(木)付 朝刊


 本年度から新聞を学校教育に活用するNIEの実践指定校となった静岡市清水区由比の由比小は26日、教員研修会に静岡新聞NIEコーディネーターの矢沢和宏さんを招いて新聞講座を開いた。同校の教員14人が児童の夏休み期間を活用し、よりよい授業を行えるようにと机に向かって学習に取り組んだ。

 

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新聞紙を手に新聞の特性を学ぶ教員ら=静岡市清水区由比の由比小

 
 講座ではまず何度でも読み返せる再読性や一目で内容が分かる見出しによる伝達性など、児童が学ぶ際に重視すべき特徴から紹介した。新聞紙面から拾った見出しでしりとりをしてみたり、自分で記事にオリジナルの見出しを付けてみたりと、子ども向けの新聞講座でも行われる新聞学習を実践し、新聞の特性や利便性について理解を深めた。そのほか、児童に新聞を利用してもらう際におすすめのページや国語や社会、理科などさまざまな教科に応用できる活用法も解説した。
 矢沢さんは講義に際し「実践指定校に選ばれたからといって肩肘を張らず、使えるなと思った時、使いたいと感じた時に新聞を授業に活用してみてほしい」と呼びかけた。

実践校 県内14校 新聞協会 全国530校発表 23年度

2023年07月08日(土)付 朝刊


 日本新聞協会は7日、学校の授業など教育現場で新聞を活用する「NIE(教育に新聞を)」の2023年度実践校530校を発表した。
 内訳は、小学校219校、中学校168校、高校105校、小中連携9校、中高連携19校、特別支援学校10校。実践期間は原則2年間で、23年度からの新規校は206校、継続校は324校となる。協会と各新聞社が購読料を補助する。県内の実践校は14校。新規校は静岡由比小、浜松初生小、熱海泉小、袋井南小、静岡サレジオ中、浜松開誠館中・高、磐田北高、浜名高。
 協会とは別に11道県のNIE推進協議会が小中高など47校を独自に認定した。
 今年のNIE全国大会は8月3、4日に松山市で開かれる。