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思いや考えを言葉に 浜岡中 矢沢さん(静岡新聞NIEコーディネーター)講話 御前崎

2024年05月14日(火)付 朝刊


 御前崎市立浜岡中は13日、1年生約170人を対象に「言葉が持つ力」をテーマとした講話を実施した。元中学校長で静岡新聞NIE(教育に新聞を)コーディネーターの矢沢和宏さんが講師を務め、思いや考えを言語化する大切さを説いた。
 矢沢さんは前向きな言葉を積極的に発言することで挑戦心や勇気が出ると強調した。事例として「牛乳を飲まなきゃダメ」と厳しく注意するのではなく「牛乳を飲むと健康にいいよ」と助言の形に置き換えることで仲間もポジティブになると説いた。さらに、自分の長所や短所を言語化することで「弱みの克服に向けてやるべき事が明確化し、成長につながるヒントを得られる」と述べた。
 新聞記事を活用し、考える力を養うこつも紹介した。生徒たちは記事が伝えようとしていることを「問い」とし、答えを読み解く練習を実践した。矢沢さんは「力の源は言葉。文章をたくさん読み書きして成長してほしい」と呼びかけた。
 (御前崎支局・市川幹人)  

 

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NIE講話の中で記事を読んで考える力を高める生徒=御前崎市の浜岡中