2013年07月26日(金)付 夕刊
新聞を子供たちの学習に活用するNIE(エヌ・アイ・イー=Newspaper in Education)について考える第18回NIE全国大会静岡大会は最終日の26日、静岡市駿河区のグランシップで公開授業や実践報告を行った。閉会式で2日間の議論を通してまとめた「すそ野を広げるために~NIE発祥の地・静岡からの提言~」を発表し、閉幕した。
提言は▽NIEの意義や魅力、実践の発信▽「やさしいNIE」を意識した新聞づくりと環境づくり▽新聞とデジタルとの連携・共存―の3点。NIEアドバイザーの矢沢和宏島田市立川根中校長が提言について説明し、「今後も地道な努力と工夫を継続し、NIEの定着、NIE文化の創造に努めていこう」と呼び掛けた。
大会は日本新聞協会主催、県教委、静岡市教委、浜松市教委共催、県NIE推進協議会と静岡新聞社が主管した。次回大会は来年夏、徳島県で開かれる。
与えられたテーマの関連記事を切り抜く生徒=26日午前9時ごろ、静岡市駿河区池田のグランシップ