静岡県NIE推進協議会

実践指定18校推薦 本年度事業計画決める-県推進協

2014年06月22日(日)付 朝刊


 新聞を学校の教材に活用する「NIE」の普及を目指す県NIE推進協議会(会長・角替弘志静岡大名誉教授)は21日、静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で総会を開き、本年度の事業計画を決めた。実践指定校には、新規と継続などを合わせ18校の推薦を決定した。

 角替会長はあいさつで、サッカー・ワールドカップの報道を例に「テレビで試合を見る子どもたちが新聞を読んで出場国について学び、教材として生活の中で身近に感じている。学校教育の中でも、さらに(NIEを)深める取り組みが大事になる」と述べ、積極的な推進を求めた。

 事業計画には、徳島県でのNIE全国大会(7~8月)への教諭派遣、NIE月間(11月)の「いっしょに読もう!新聞コンクール」や公開授業の実施などを盛り込んだ。実践指定校は7月、日本新聞協会博物館・NIE委員会で正式決定する。

 総会後、新聞協会の吉成勝好NIEコーディネーターが「真の『学力向上』はNIEから」と題して記念講演した。


 本年度の実践指定校は次の通り。

 新規 裾野高、駿河総合高、島田商高、静岡清水興津中、南伊豆中、静岡清水三保第一小、浜松平山小、富士田子浦小、島田川根小▽継続 金谷高、浜松城北工高、静岡高松中、浜松積志中、裾野深良中、浜松三ケ日中、焼津大村中、静岡安西小、浜松有玉小

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県NIE推進協議会の定例総会であいさつする角替弘志会長(中央)=21日午後、静岡市駿河区登呂の静岡新聞放送会館