静岡県NIE推進協議会

学級新聞作成題材に NIE公開授業-富士・田子浦小

2015年11月06日(金)付 朝刊


 NIE実践指定校の富士市立田子浦小(同市中丸)で5日、新聞を活用した国語科の公開授業が開かれた。4年生33人が「学級新聞を作ろう」をテーマに、記事や写真に適した見出しを考える学習に取り組んだ。同校の望月千恵教諭(27)はラグビーワールドカップ日本代表選手の写真の切り抜きを紹介。児童は喜んだり落胆したりする選手を収めた4枚から「日本 サモアに快勝」の見出しに適した写真を選び、その理由や役割などを発表した。
 望月教諭が作成した社会科見学の記事に対して見出しを付ける学習では、自分の体験と重ね合わせ読者に伝わる見出しを心掛けた。今後児童は社会科見学の取材を基に手作りの新聞を制作する。望月教諭は「記事や写真が伝えたいことを一言で表すため、見出しは重要」と強調した。
 学校関係者ら約20人が見学し、授業後には新聞を活用した効果的な授業について意見を交わした。

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新聞の写真に適した見出しを考える児童ら=5日午後、富士市立田子浦小(写真の一部を加工しています)