静岡県NIE推進協議会

新聞活用授業を見学 静岡聖光学院中・高 県推進協が幹事会

2022年04月21日(木)付 朝刊


 NIE(教育に新聞を)の取り組みを展開する県NIE推進協議会(安倍徹会長)は20日、静岡市駿河区の静岡聖光学院中・高で幹事会を開き、参加者らが新聞を活用した授業を見学した。
 同校は2017年、18年度に実践指定校を務めるなど、NIEを継続的に行っている。高校3年の日本史の授業では「戦争遺跡」に着目し、御前崎市池新田の旧陸軍遠江射場の観的所に説明板が設置された記事などを教材にした。生徒たちはグループワークで「残したい戦争遺跡」とその方法を考えた。
 多くのグループが防空壕(ごう)や原爆ドームを取り上げ「VR(仮想現実)を作って体験し、遺跡を知ってもらう」などの継承方法を発表した。伊藤大介教諭(NIEアドバイザー)は「戦争遺跡を振り返り、後世に伝えていってほしい」と語り掛けた。
 幹事会では2022年度の事業計画を承認。新たに6校を実践指定校に推薦した。

 

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「戦争遺跡」について発表する生徒。県NIE推進協議会のメンバーが見学した=20日午後、静岡聖光学院中・高

静岡県NIE推進協議会「2021年度実践報告会」

2022年2月19日開催の「2021年度NIE実践報告会」の模様を、ウェブ公開します。2~3年にわたってNIE(教育に新聞を)の実践をしてきた6校が、特色ある取り組み内容を報告しています。

◆2021年度の実践報告校は以下の6校です。

小山町立小山中学校(鳥越諒教諭)

三島市立南中学校(野口厚校長)

静岡県立清水特別支援学校(川上健治教諭、松原悠馬教諭)

静岡市立大河内小中学校(山内俊治教諭)

掛川市立桜が丘中学校(石神克海教諭)

浜松市立城北小学校(稲田晴彦教諭)