静岡県NIE研究会

県内教諭がNIE研究会 新聞活用の授業推進-静岡で発会式

2011年10月23日(日)付 朝刊


 学校で新聞を教材として活用する「NIE(教育に新聞を)」に関心を持つ県内の教育関係者が22日、授業での効果的な活用方法を探る自主組織「県NIE研究会」を設立した。小学校から高校までの校長、教諭ら約45人が参加し、情報交換や先進事例の勉強会などを通じて授業の質の向上を目指す。
 静岡市駿河区の静岡新聞放送会館で開いた発会式では、会則や役員を決めた後、参加者が自己紹介を交えてそれぞれの活動状況と課題を語り合った。焼津市立大村中の矢沢和宏教頭らが、7月に青森市で開かれたNIE全国大会の視察報告も行った。
 発起人の一人で初代会長に就いた静岡市立由比小の望月和彦校長は「子供の学習意欲を高めるには教材の魅力が大切。新聞を使うことは社会とのつながりを感じさせるためにも有効だ」とNIEの意義を強調し、「研究会では自由に発言し、自らの力を高める場にしてほしい」と呼び掛けた。
 参加希望など問い合わせは県NIE推進協議会事務局<電054(284)9152>へ。

 

 NIE教育に関心のある県内の校長や教諭らが設立した「県NIE研究会」の発会式

NIE教育に関心のある県内の校長や教諭らが設立した「県NIE研究会」の発会式

=22日午後、静岡市駿河区の静岡 新聞放送会館